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令和の中高年サラリーマン向けFIREのススメ人生の主導権を自分で握れ!の本の表紙

令和の中高年サラリーマン向けFIREのススメ
人生の主導権を自分で握れ!

上岡 健司 – 980円

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令和の中高年サラリーマン向けFIREのススメ
人生の主導権を自分で握れ!

上岡 健司 – 980円

令和の中高年サラリーマン向けFIREのススメ人生の主導権を自分で握れ!の本の表紙
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内容紹介

かつての日本社会において、会社勤めのサラリーマンになることは「安定」と同じ意味を持っていた。終身雇用に守られて、月々の給料という「安定」に守られた会社の外に出る必要などなかった。会社中心の生活となって家にはなかなか帰れないが、生活は安定しているというのが、中高年サラリーマンの人生の常識だった。

だが、令和の社会ではこの常識が一変しつつある。皆さんも実際に国内有数の大企業において「早期退職制度」という名の「数千人規模の大リストラ」が行われているのを、報道などで目にしたことがあると思う。これまで考えられてきた典型的な「安定したサラリーマンの人生物語」は、過去の存在となってしまったのだ。あなたが今企業に勤めてそれなりのポストに就いているとしても、このようなリストラを突然食らったらその先の人生はどうなるだろうか。

人生の立て直しがきく30代くらいまでは、まだなんとかなるのかもしれない。しかしあなたが仮に40代以降であったらどうだろうか。今まで安定していると思っていた船に乗っていたのに、突然危ないと言われても困るばかりだ。最初から言ってくれれば、準備や心構えをしていたのにと嘆いたところで、時すでに遅し。45歳以降は急激に、転職が厳しくなるだろう。

毎月定期的に入ってくる給料が無い生活になるなんて、サラリーマン生活が長ければ長いほど恐ろしく感じることだろう。こんな世代になって突然クビを切られたら、それまで「普通のサラリーマン」だったあなたは、一体どうすればいいのか。

今後は定年となる年齢がどんどん先に伸びるばかりで、それでも年金のための国家予算が十分に確保出来ない見通しだという。日本はひと昔前のように、「それなりの学校を出てそれなりの会社に入れば定年まで人生安泰」といえる社会ではなくなったのだ。今の状態で日本が失われた30年を続けるなら、これからも中高年サラリーマンには厳しい現実が待っているだろう。これまでの年功序列の名残によって、一般的に中高年の給料は若い世代より高い。それなりの年齢となってからでは転職もままならなく、会社にしがみついて生きるか、あるいはそれも出来なくなって、生活が詰んでしまうかも知れない。

終身雇用はない、年金も心もとない、日本の経済力は落ちてきている。しかし人生は思ったよりも長くなりそうだ。このままでは老後が厳しいとは頭で理解できても、ではどうやれば良いのかという指針がない。転職先は少なくなるし、脱サラするのは危険だし、貯金を切り崩すとしても何年持つか分からない。今後の人生プランをどう描けばいいのかと悩んでいる中高年サラリーマンは、とても多いはずだ。

国内有名IT企業に長年勤めた後に50代でアーリーリタイアを果たした筆者は、こうした日本社会と中高年世代の現状を見据えて語る。

「今までは、いい学校出て大きな会社に入ったら安心だったかもしれません。しかし日本はもう会社ありきの社会システムで廻る社会ではない。会社に頼ってばかりで生きていける時代ではないのです。私たちは、会社勤めに対する妄信を止めなければならない。サラリーマン至上主義の世の中を、いまこそ終わらせようじゃありませんか!」

「もう中高年だから」と言って、変化を恐れている場合ではない。時代に合わせて、自分を変えて行かなくてはならないのだ。そうすれば、終身雇用制度の安定が崩れ去った今の時代においては、会社の外に出ることを過度に恐れてはいけないと言う事に気づくはずだ。

一つの会社が嫌なら、別の会社で働いても良い。起業しても良いだろう。そしてもう一つ、資産運用で生きていくという方法もある。

こういう生き方をするには、準備と勇気と根気が必要となる。筆者は人生の主導権を自分自身に取り戻す選択としてこれを選んだ。「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取った「FIRE」による、アーリーリタイアを実現したのだ。

この本では筆者と同じ中高年でも出来る、むしろ中高年だからこそ出来る不動産投資を基盤としたFIREについて、筆者の実体験を余すところなく語っていく。読者は不動産投資に本当に必要な知識と情報を豊富に得ることで、資産運用という人生を変えるためのツールの一つを手に入れることが出来る。こうしたツールは不動産投資だけではないが、資産運用におけるオプションの一つ、選択肢の一つとして考えてほしい。本書で語りつくされる、筆者の実体験に基づいた情報とノウハウを得る事で、読者はより効率的な資産構築を目指すことが出来るだろう。

この本は不動産投資のノウハウ本ではない。必ずしも不動産投資をしろと言いたいわけでもない。筆者の願いは、「会社を支える歯車の一つとしてだけではなく、色々な選択肢を持ってそれぞれの人生プランを描くことが出来る日本社会」なのだ。筆者が実践したFIREについて深く知ることで、会社勤めは「選択肢の一つ」に過ぎない新たな時代がすぐそこまでやってきていることを、読者の皆さんに理解してほしいのだ。

会社の給料だけにしがみつく思考から離れて、不動産投資に限らず、さまざまな選択肢を試して自分に合った道を見つけ前に進むことで、「自分の人生の舵は自分で取る」強くたくましいマインドを手に入れて欲しい。読者の皆さんにより豊かな後半生を送ってもらえることを、筆者は願っている。

【目次】

はじめに

第1章 著者のサラリーマン物語―企業戦士からFIRE実現へ
・会社の外に出るのは怖い?―「自分のためにお金を働かせる」知恵との出会い
・不動産投資に初挑戦
・退職金を資産に「置き換える」―経済的自由を手に入れ始まった「サイドFIRE」

第2章 『100%会社ありき』じゃない人生プラン作りを目指せ
・令和の中高年サラリーマンを取り巻く厳しい現実
・新時代における中高年サラリーマンにとっての最適解とは
・「資産運用で生活」という選択肢

第3章 改めて知りたい新しい価値観―「FIRE」ってどんなもの?
・FIREの定義とメリット
・FIREの実現方法
・中高年世代がFIREを目指す時の落とし穴

第4章 今だからこそ出来ることがある―40代50代向けFIREのススメ
・中高年FIRE実現に必要な条件とは
・「BARISTA型」FIREを目指して、用意する貯蓄(資産)の額を減らす
・不動産投資で年率4%の不労所得獲得を目指す!
・不動産投資のデメリット

第5章 はじめての不動産投資―知識を活かして着実な資産形成を実現
・不動産投資は「不動産賃貸業の経営」と考えよう
・会社員としての経験をおおいに活かそう
・会社を辞めずに自分のビジネスを立ち上げて可処分所得を増やそう

第6章 不動産賃貸業のリアルを語る―オーナーの心得
・モットーは「勝てるチームを作れ!」―管理会社選びの重要性
・管理会社との関係構築における留意点

第7章 不動産賃貸業でやることはたったの3つ
・やるべきことその1―物件の入手について
・やるべきことその2―賃貸入居者募集
・やるべきことその3―日々の運営

第8章 中古戸建て不動産の魅力
・戸建不動産投資を選んだ理由
・戸建て不動産のデメリット
・戸建て物件を探す時のポイント

第9章 不動産投資のリスクを理解しておこう
・リスクの無い投資は無い
・不動産賃貸ビジネスが持つリスクへの対処

第10章「楽して稼ぐ」を夢見るな
・培うべきは情報収集力とリスクへの理解・対処
・情報収集力を高めるために
・リスクを理解して対処する

おわりに―人生の主導権を自分で握ろう

【著者プロフィール】
上岡 健司(かみおか・けんじ)
株式会社ユリウス代表取締役。IT企業の会社員として約20年勤務後、働きながら中古戸建中心とした不動産投資を実践し、10年を掛けてサラリーマンを卒業。その10数年の資産運用ノウハウ、経済的自由による「FIRE」達成の経緯を、体験者として今回の著書で公開する。また資産運用の一つとして米国株も運用中。人生100年を考えるコミュニティ『Life100Club』主宰。宅建士資格とAFP(FP技能検定2級)を所持。