内容紹介
洛南高校、青山学院大学、そしてB.LEAGUE……バスケットボールの世界で戦い続けた湊谷安玲久司朱(みなとや あれくしす)。多くのプレイヤーから羨望の眼差しで見られていた彼の競技人生は、実のところ順風満帆ではなく、怪我や故障とのあくなき戦いでもあった。そして2019年、ひとつのプレーがきっかけで早期引退を余儀なくされる……
その後は、後進の選手に同じ思いをさせないため、怪我を防止するトレーニング・食事・サプリメントの研究に取り掛かる。そのなかで、自分自身の怪我や引退は、正しい知識や取り組みがあれば防げたことを実感。同時に世界中のアスリートが、同じような「悲運」に苛まれ、選手としての全てを奪われている現状を知る。
なぜ競技人生に悲運が訪れるのか、その正体とは何か? どうすれば悲運は避けられるのか? 例に漏れず悲運に全てを奪われたアスリートが出した結論とは。
アスリートの世界に限らず、悲運は人々の暮らしさえも蝕みつつある。著しい体力筋力の低下、数多の生活習慣病、それでいて定年が70歳まで伸びた社会……自身の経験と挫折、そして研究を基にして、新しい習慣を提言する。
悲運に踊らされるのは、私が最後であってほしい。
【目次】
はじめに
第一章「悲運の訪れ」
見えざる敵
悲運の瞬間
第二章「悲運の正体①」
横浜に感謝を
どうして悲劇は起こったか
雪辱戦
悲運の正体①
第三章「ReHope」
ReHope Pro5/120%のパフォーマンスを引き出す
ReHope BURN/オフシーズンを支える
アスリートによる証明
第四章「悲運の正体②」
高齢者はトップアスリートなのか?
89歳からのバルクアップ
70歳定年時代の訪れ
ペットボトルが開けられない
あえて地獄で戦う理由
終わりに:運命を乗り越えろ
著者プロフィール
【著者プロフィール】
湊谷安玲久司朱(みなとや あれくしす)。少年期からバスケットボールに打ち込む。
青森津軽中学校、洛南高校、青山学院大学、三菱電機、サイバーダインつくばロボッツなどでプレー。2016年、B.LEAGUE 「横浜ビー・コルセアーズ」に移籍、2017-2018シーズンにはキャプテンに就任する。
しかし2018-2019シーズン中に負った怪我が原因で、2019年をもって一時現役引退。
2020年9月、BEEFMAN.EXEに入団し、3×3.EXEプレイヤーとして競技復帰を果たす。