内容紹介
幼少期から、勉強やスポーツで思い通りの成果を残せず、パッとしない。学校の成績は中途半端で、サッカー部では一軍と二軍を行ったりきたり。
ようやく部活動のレギュラーに抜擢されたかと思えば、間の悪いことに怪我を負い、チャンスを棒に振る。大学進学後も、講義のレベルの高さに苦労し、卒業するにも精一杯。
社会に出てからはもっと苦しい日々が続く。ものを覚えるものが遅く、周りの人の何倍の努力をしても結果が出ない。躍進する同期たちについていけず、悔しい思いをしたり、上司から厳しく叱られたりして、自分自身を情けなく思う日が続く。
ある時には「お前に何を教えれば良いのか、わからない」とまで言われた。それほどに、不器用な人間だった。
しかし多くの失敗を重ね、強い劣等感を感じながらも、いつしか社内でトップクラスの成績を残すようになった。さらにはMBAも取得するなどし、秘めたる可能性を開花させた。
そして夢だったコンサルティング業界に転職。とりわけ、競争が苛烈なコンサルティングの世界にあって、やはり人より多くの失敗を重ねながらも、最後にはずば抜けた成績を残す。
そしてとうとう、自分自身でコンサルティング会社を立ち上げて、代表者として辣腕を振るうようにまで成長する。
彼は、一体どのような手法を使ったのか?なぜこれほどに不器用な男が、圧倒的な成績を残し、自身のキャリアを積み上げることができたのか?
彼が描いてきた激しい人生のアップダウンを振り返りながら、これから必要とされるコンサルティングの姿と、コンサルをはじめとした厳しい業界で圧倒的に勝ち残るための技法とマインドを余すところなく解説する。
【目次】
はじめに
第1章 劣等
うまくいかないことばかり
史上もっとも遅いプランナーデビュー
MBAなのに「使えない」!?
第2章 これから勝ち上がるための7つの技法
①本当の目標を策定/得るものではなく「失うもの」は何か
②有限な時間の捻出/嘘をついてでも時間を作り出す
③ロケットスタートのプロジェクト/始まりはスピードとの戦い
④環境の選択/コンフォートゾーンを抜け出す
⑤自分の強みを磨き上げる/本当の自分はどこにいる?
⑥振り返りとアウトプット/夜風とともに歩く
⑦死生観から今を見つめる/限られた時間に意味を宿す
第3章 己の挑戦を支え、存在に意味を宿す3つのマインド
①コミットメント/CANではなくDOである
②グリット/不屈・信念、真に正しい「精神論」
③志/すべてのはじまりを定める
おわりに
著者プロフィール
【著者プロフィール】
梅村征敏(うめむらまさとし)
サービス・イノベーション株式会社CEO。東京芝浦工業大学卒業後、大手ウェディング会社に就職。プランナーを経て支配人まで昇格する。
同社退職後、MBA取得に挑戦。紆余曲折を経て取得に至る。その後、経営コンサルティング会社に入社し、コンサルアワードを40回獲得。2021年、サービス・イノベーション株式会社を創業。「使命のある人と会社を増やし、未来に期待できる社会を創る」ことをミッションとし、コンサルティングサービスを提供している。