内容紹介
幼少期から勉強が不得意で、学校の授業にはまったくついていけず。得意だったサッカーでも、プロ選手への道が閉ざされて絶望。思春期を迎えてからは完全にぐれ不良になって非行に走る。
思えば、誰かに褒められたり感謝されたりすることとは無縁の生活を送り、人に迷惑ばかりをかけていた。クズだと言われても仕方がないような人生だった。
社会に出てからは仲間の裏切りによって1,000万円の借金を抱えることになり、途方に暮れる。地元から逃げるように居を移し、一人で沈み切って過ごす時間が続く。そしてついにはクローゼットにロープを引っ掛け、首を括ることに。
しかし奇跡的に命を落とすことなく生還。その後は一度死んだような身で、最後のチャンスという覚悟で、27歳にしてホストの世界に足を踏み入れる。それから死に物狂いで働き、重く、重くのしかかっていた1,000万円の借金を完済。
それからはホストという職業に魅入られ、いつしか「大阪で一番のプレイヤー」と呼ばれるように。まさに、絵に描いたような人生の大逆転劇を演じた。
一度、首にロープを通すという、考えうる限り最悪の状況に陥った彼は、どうしてNo.1ホストになれたのか。
一度は地獄を見た男が、スターダムに立てた裏には、どのようなドラマがあったのか。
何をすれば、彼のように、たとえ絶望的な状況にあっても逆転できるのか。
いつでも、どこからでも、立ち上がり、そして成功できる哲学を伝えよう。
誰にでも成功するだけの力があり、その資格もある。可能性を諦めない限り、必ず道は開ける。そのために必要な全てを、本書に記してある。
【目次】
はじめに
第1章 半生
頭が悪い子
泉州という街に生まれて
クズだった
ちゃんとしよう
ヤンキーからギャル男へ
第2章 生と死
死ぬことすらまともにできず
二周目の命
敗北上等のスパー
大爆死
これからのアドバイスについて
第3章 アドバイス①何を、いつまでやるのか決めよう
楽しいことを見つけよう
とりあえず食ってみろ
「得意」を見つけよう
自分のことは他人が知っている
認めてもらえなかった人は強い
ジェネラリストとスペシャリスト
とりあえずホスト説
何をいつまでにやるのか
紙とペン
書き出すテクニック
とにかくやろう、燃え尽きるまで
賢くなりすぎるのも考えもの
第4章 アドバイス②早いうちに失敗しよう
いかに効率よく失敗するか
ホストは分からせてくれる
人生にはリセットはないがコンテニューはある
僕は普通の人
第5章 アドバイス③勝負のときは全てを賭けろ
すべてを捧げれば必ず成功する
集中せよ
コラム:資格取得で練習?
チャンスは作るもの
第6章 アドバイス④落ちる・病むのは当たり前
病む、落ちる、お腹減る
病んだり落ち込んだりする前に
病むときは人に聞け
第7章 アドバイス⑤仲間を大切に
裏切りで蔓延している
それでも仲間を信じること
第8章 その他のQ&A
ホストになるとモテるのか?
ホストになって成功すると何が買える?どんな暮らしができる
おわりに
【著者プロフィール】
黒咲豪(くろさき ごう)
黒咲グループ代表取締社長。
20代の頃、共同経営者とともに会社を立ち上げるものの、裏切られ、1,000万円の借金を背負う。
27歳からホストデビューし、才能が開花。2年連続で1億円以上の売り上げを叩き出し、わずか1年半で借金を完済。
その後独立してホストCLUB「愛」を開店。現在は「自分を超えるホストを誕生させること」を目的として、後進の育成に力を入れている。