
内容紹介
常に人気の業界、職業に数えられる、マーケターというポジション。
同時にマーケターという仕事は、特別なスキルやすぐれた才能がないと務まらない、そのように受け止められることが多いものです。
マーケターになりたいと思っていても、なり方がわからない、具体的に何をしているのかわからない、というふうに考える人は、決して少なくありません。
しかし著者の髙山裕司曰く、マーケティングの世界は、「意外と何とかなるもの」と語ります。
本人の談によれば、何かを売ろうとしている人はもちろん、就職活動に打ち込んでいる人も、異性を振り向かせようとしている人も、遊びに行く計画を立てている人も、「本質的にはマーケター」。そして、「授業や仕事をうまいことサボろうとしているアイツ」さえも、マーケターであると述べます。
だからこそ、ありとあらゆる人には、マーケターとしての活躍できる資質が宿っている。決して特別なスキルやすぐれた才能に恵まれる必要はない。マーケティングにビビる必要は全くない、髙山氏はそのように語ります。
本書では、最初はマーケティングとは全く縁のない「アパレル販売員」からキャリアをスタートさせた髙山氏が、どうしてマーケターになったのか。そのエピソードを通じ、マーケティングとは何なのか、そしてマーケターに必要なものは何なのかを述べています。
また同氏は、大手アパレルをはじめとした多くの企業のマーケティングやブランディング、業務効率化を必死でやり遂げてきた人物。
そして今はマーケターとしての資質を開花させ、自身の会社を設立し、マーケティングの最前線に立ち続けています。そのような経験から得られた教訓や人生訓に関しても触れています。
【目次】
◆はじめに
◆第1章 何があって人はマーケターになるのか
▼洋服ギークだった僕
▼こうやってマーケターになります
▼トイレに雲隠れ事件
▼アパレルからマーケター軸へ
◆第2章 誰もがみな、マーケティングをやっているから大丈夫
▼サボるアイツもマーケターである
▼マーケターに向いている3つの特性
▼マーケティングにビビることはない
◆第3章 マーケティングに教えられた大事なこと
▼雲隠れ事件の反省点と収穫
▼足を使えと言う教え
▼実は今もピンチなう
▼もうそろそろ自由に働いても良いのでは
▼アパレルとマーケティングで得た幸せ
◆おわりに 〜【C】hallenge ×【O】ver〜
【著者プロフィール】
髙山 裕司(たかやま ゆうじ)
大学卒業後、大手アパレル企業に入社し、実店舗でキャリアをスタート。各地を転勤したのち、原宿にある旗艦店舗の責任者に着任。店舗運営に加え、ストアブランディングやOMOを20代で経験。
その後は本社に栄転し、EC・マーケティング事業を管轄。主に1000万人を超える会員組織のメンバーシップ責任者として、CRMやWebサービスを統括し、新規顧客の獲得・既存顧客の活性化・休眠抑止に着手。同社のポイントプログラム改訂なども数回実施。
30代後半、ヘッドハンティングにて数度の転職を経験する。これまで、アパレル・医療美容・リテール商材を経験。プライム上場企業、ベンチャー企業にも籍を置き、あらゆるフィールドで経験を積む。一次流通・二次流通のマーケティングも経験していることも強みとしている。
CMO、CBO、CCOなど、各社で執行役員やCxOを歴任。現在は大手IT企業・通販企業の役員として経営全体に参画している。
その傍ら本業とは別に、個人会社である株式会社CxO VALUEを立ち上げ、代表取締役社長に就任。マーケティングを中心に企業や個人を支援している。また採用や教育など、これまでの経験をもとに、経営に関するアドバイザリーも実施している。本著書の執筆もその一環であり、多くの人のお役に立ちたいという思いから上梓した。