
内容紹介
かつて日本という国は、「ジャパン アズ ナンバーワン」と呼ばれ、世界中を席巻し続けていた。列強国の一員としての名声をほしいままにし、アジア諸国はおろか、欧米諸国にも勝る存在感を発揮していた。
しかし近年はそのような立ち位置を失いつつあり、「強い日本では無くなった」と語られることが多くなった。
なぜ、そのような現況になってしまったのか。その原因を解き明かすには、国家レベルではなく、個人レベルで物事を考えなければいけない。
謙虚であることを良しとする傾向のある私たち日本人は、つい、自分自身の可能性に限界を定めてしまうところがある。また、個人が大きなビジョンを語ることに対して、無言の圧力のような、暗黙の了解のような何かが制限をかけているようにも感じられる。
私たちの考えは、それらとは真逆である。私たち一人ひとりに、莫大な個の可能性が内包されており、これは正しい努力や適切な取り組みにおいて、開花する。
そして個の可能性が花開くことで会社にインパクトが与えられ、それが巡り巡って、社会事態を変えていく。それが、私たちの信念であり、本書のテーマである。
本書はやや鬱屈した現代社会において、一人ひとりが秘めたる可能性が、どれほどに大きいものか。そして個の可能性をどのように開花して、理想的なキャリアを突き進んでいくか。防衛大学校出身ながらスタートアップやコンサルティングファームの世界へ飛び込み、七転八倒した筆者が切り込んでいく。
【目次】
◆はじめに
◆第1章 咲き乱れる個の可能性
▼時代は「個の可能性の開花」へと巡り始めている
▼新しい働き方を作っていく
◆第2章 個の可能性の開花に基づくキャリア形成に必要な「土壌」
▼開花には土壌が必要である
▼安定して働ける基盤
▼非連続的な成長
▼ロールモデルの存在
▼志を同じくする人と人が出会える場所
◆第3章 個の可能性を開花させ、キャリアを築くための具体的なアクション
▼フリーランス/安定感を確保し、繰り返しチャレンジする
▼起業志望者/やりたいことの明確化と歩みを始めること
▼セカンドキャリア(転職者)/今持っているものを見つめ直す
▼【共通】活躍するために持つべき思考と価値観
▼【共通】全ては感謝の上に成り立っている
◆おわりに 120%の挑戦に挑むまだ見ぬ仲間の方々へ
【著者プロフィール】
【著者プロフィール】
中川 貴登(なかがわ たかと)
防衛大学校航空宇宙工学科卒業。大学卒業後は国防の一端を担うつもりだったが、とある書籍の出会いを経て価値観が変化。デロイトトーマツコンサルティングやエクサウィザーズなどでキャリアを積み、その後、株式会社Ballista代表取締役社長に就任。
これまでに新規事業開発や組織改革、マーケティングを主軸に、数々の支援実績や実行経験を積み上げる。コンサルティング、実行力、業務遂行への情熱に強みを有する。