
内容紹介
一般的に小規模な開発会社やチームによって制作される、インディーゲーム。
自由な発想や環境から作られるインディーゲームは、時として大手メーカーすら凌駕するほどのクオリティと魅力を宿すことがある。
多くのゲームクリエイターやゲームエンジニアは、自分自身の理想のゲームを実現するべく、インディーゲーム業界へ飛び込んだ。筆者もその一人である。
幼少期に夢見た世界観や、大手で実現が難しいニッチなコンセプト。それらを実現できるインディーゲームには、何物にも変え難い魅力がある。
そして、全ての人に、インディーゲーム開発にチャレンジする権利がある。
しかしながら、インディーゲーム開発には、多くのスキルやステータスを求められる。
その上、ゲーム開発にはつきもののトラブルに向き合い、一つずつ乗り越えていく力が必要だ。
本書は、インディーゲーム開発に立ち向かう方々へ、そのためのノウハウを伝える書籍である。
【目次】
◆はじめに
◆第1章 インディーゲームの底知れぬ魅力
▼インディーゲームとは「鏡」である
▼インディーゲームは縛られない
◆第2章 面白いインディーゲームを作るために必要なステータス
▼インディーゲーム開発者に求められるステータス
▼技術力-プログラミング技術を中心とした継続的な取り組み-
▼企画力-人生を豊かにして、発想を自由化する-
●【コラム】仕様書をまとめる力
▼マネジメント力-できることから達成する-
▼経験と実績-「公開」を繰り返して成長を促す-
●【コラム】「楽しませる能力」はまた別なスキル
●【コラム】さらなる高みを目指すなら、「デザイン力」も追求しよう
◆第3章 ゲーム開発のあらゆるトラブルシューティング
▼ゲーム開発にトラブルはつきもの
▼構造的な問題-「俺はこうだと思っていた」-
●【コラム】意見を言い合える環境の整備
▼企画上の問題-当初設定したコンセプトを忘れてしまう-
●【コラム】仕様変更の問題
▼機能面の問題-「このゲーム開発者は鬼畜なのか?」-
▼プロジェクト管理の問題-「納期に遅れるかもしれない」-
●【コラム】炎上プロジェクトに参加した時の思い出話
◆おわりに
【個人スポンサー様】
【スペシャル企業スポンサー様】
【著者プロフィール】
村石 秀介(むらいし しゅうすけ)
株式会社 G-Blossom代表。東海大学情報理工学部卒業後、大手システム開発会社にSEとして勤務。その後、ゲーム開発会社に転職して、ゲームエンジニアとしてのキャリアをスタートする。
10本以上のゲームアプリリリースに貢献し、2022年3月、株式会社 G-Blossomを設立。現在は少数精鋭のチームを率い、インディーゲーム開発を中心に事業展開している。