
内容紹介
少年院・刑務所を出た人が再び社会に戻る……その道は驚くほど険しい。
著者、松本和也は、そのリアルに飛び込み、雇用と住まいなどをはじめとした支援を提供し、再出発を支える「職親プロジェクト」に参加している経営者である。
兵庫県尼崎市で清掃業を営む株式会社松本商会を率い、元受刑者や非行少年と共に現場で汗を流す。
自身もかつては非行に走り、生活面では生活保護も経験してきた。だからこそ、著者の言葉は更生を目指す人々に響いている。
本書は、どん底から事業を立ち上げ、年商1億円企業へと育て上げた著者の軌跡と、「職親」としての活動内容、そして、犯罪加害者の更生のリアルを描くものである。
更生は簡単なものではないし、更生支援もまたさまざまな試練がある。
それでも、誰しもが成功できるチャンスを持っている。そのような信念を持つ著者の魂の一冊である。
【目次】
はじめに
第1章 幼少期と非行のはじまり
幼少期と家族の生い立ちについて
俊足で鳴らした野球少年時代
中学校時代、不良への憧れ
中学校卒業後の「ドツボ」
第2章 人生を変える出逢い
亜也加との出逢い
妊娠、大怪我、生活保護
独り立ちのとき
第3章 松本商会の誕生
松本商会の立ち上げ
発覚と復活
トムとの出逢い
第4章 更生支援との出逢い
職親プロジェクトとの出逢い
元受刑者や少年院出所者との出逢い
初めての更生支援
Yという少年について
裏切りと覚悟
はじめての成功
グリ下界隈との出逢い
どうしてそこまでやさしくするのか?
第5章 もっとも恐れていたことが現実になった日
トラブルとクレームのはじまり
契約白紙撤回 精神の崩壊
第6章 支えてくれたもの、そして現在地
テレビ放送後の社会的反響
被害者との邂逅
第7章 株式会社松本商会のこれから
自立準備ホームの開設
「立ち呑みstyle困ったちゃん」構想、市議会への挑戦
おわりに「終わりではなく、はじまりとして」
【著者プロフィール】
松本和也(まつもと・かずや)
株式会社松本商会 代表取締役。
「洗い屋」として清掃事業を手がける傍ら、犯罪や非行からの更生を支援する活動にも力を注ぐ。
幼少期は貧困と家庭不和の中で育ち、少年期に非行に走る。
生活保護を受けるほどのどん底を経て、24歳で「松本商会」を立ち上げ、年商1億円を超える会社に成長させる。
現在は、犯罪加害者や少年院出身者の雇用・住居支援を行う「職親プロジェクト」に参加。元受刑者や非行少年たちと共に働きながら社会復帰を支援している。
メディア出演:読売テレビ『かんさい情報ネットten.』、SlowNews「塀の中からの再出発」、TBS「報道特集」、NHK「カンサイ熱視線」、TV「大阪やさしいニュース」、NHKニュースほか