
内容紹介
歯科医院の経営において「人材の定着」と「組織の成長」は、最大の課題です。
本書は、歯科医院の組織運営と人材マネジメントに特化したコンサルタント、三浦一晃が、現場で培った実践的ノウハウをもとに、 評価制度を「経営資産」として機能させる方法 を解説します。
評価制度は単なる「点数付け」や「人を競わせる仕組み」ではありません。
スタッフ一人ひとりの行動を変え、成長を促し、組織を一体化して経営目標へと導くためのツールです。
そうすることで、歯科医院の経営は様変わりする可能性があります。売り上げの向上、スタッフの定着、採用面の安定、枚挙に暇がありません。
そして何よりも、「人が辞めない組織」「潰れない歯科医院」を実現できるのが、評価制度の本質的な価値だと考えています。
評価制度を文化として根付かせ、スタッフ全員が「頑張れば報われる」仕組みをどう築くのか。
経営に悩む院長や組織づくりを見直したい歯科医院にとって、実務で即活用できる一冊です。
【目次】
はじめに
第1章 なぜ評価制度が必要か?
歯科医院業界にも及ぶ人材マネジメント課題の波
評価制度がもたらすメリット
成果が上がる組織は適切な評価制度で制御されている
感覚評価がもたらす致命的な問題
第2章 正しく機能する評価制度の設計ステップ
評価制度の基本的なフォーマット
ステップ1 目的を定義する
ステップ2 評価軸を決める
ステップ3 評価対象とタイミング
ステップ4 組織図と役割の明確化
第3章 役割別評価項目と指標例
歯科衛生士:メンテナンス売り上げ、次回アポ獲得率、指導実施率、自費診療獲得率
助手:診療準備スピード、ミス発生数、物販の販売管理
受付:予約リピート率、電話対応数、LINE登録数
ドクター:診療の正確性、トラブル率、自費成約件数、チームへの影響力
評価制度導入における合意形成の重要性
【補足:パート・アルバイトスタッフにも適切な評価基準を提供する】
第4章 評価制度に基づく給与計算
個人評価・等級・月給テーブルによる給与算出のしくみ
個人評価・等級・月給テーブルによる給与算出の一例
第5章 評価制度の実践・運用におけるポイント
週次ミーティングの活用法
日報・週報・月報とファシリテーションポイント
評価面談とフィードバックの実施方法
成果と行動の紐づけ方
大きな成果とすぐれた行動からパフォーマンスと評価制度を進化させる
評価基準の見直し方
評価制度が機能しないケース
第6章 ケーススタディ:成功クリニックに学ぶ
離職率40%→16%以下に改善した歯科医院の取り組み
まとめ
【著者プロフィール】
三浦 一晃(みうら かずあき)
Bay3株式会社 代表取締役社長。
これまでに医療・歯科業界を中心に、組織マネジメントや人材育成の分野で豊富な経験を積む。現場での実務に根ざした経営改善を強みとし、特に「評価制度の構築」「人材定着と採用力強化」「チームマネジメントの仕組み化」に定評がある。近年では、「歯科医院におけるAI活用」についてのセミナーなども実施し、多数の院長に対して知見を広めている。
Bay3株式会社の代表として、多くのクリニックや中小企業の経営支援を行い、組織の成長を支える仕組みづくりに尽力。現場の声に耳を傾けつつ、経営者とスタッフ双方が納得できる制度設計を実現してきた。
著書や講演では、「経営資産としての人材マネジメント」をテーマに、実践的かつ再現性のあるノウハウを発信している。
