内容紹介
40代・50代といえば、年功序列でいえば会社の上層部。
でもバブル世代の次の、いわゆる就職氷河期世代のキャリアは先が見えにくい状況。大量採用時代の管理職のポストは少ない。出世したとしても、残り少ないサラリーマン生活で何を目指せばいいのか。そしてその先は……。
あるいは先が見えすぎて閉塞感を持つ人もいるでしょう。
長いサラリーマン生活で培ったスキルはあるが、このまま会社に居続けたら埋もれてしまう。そんなあなたが輝き続けるための選択肢、その一つが独立起業です。
とはいえ、安定した収入がなくなると思うと不安ですよね。生活費はもとより、子どもの学費や老後の暮らしも気になる時期です。
次のようなことも考えるでしょう。
開業資金はどれくらい必要か?
顧客を獲得してから起業するべき?
起業の前には、入念な準備が必要と思われがちです。
しかし本書の著者は独立する際、特別に準備したことはありません。
それなのに、サラリーマン時代のようにあくせくすることなく働き、やりたい事業にも取り組めています。
なぜ著者は独立1年目から安定した収入のもと、やりたいことをできているのか?
52歳の著者には、ビジネスマンとして20年以上にわたり培ったスキルがあるからです。
本書は、独立したいけど踏ん切りがつかない、そんな40代・50代のあなたに成功の可能性を感じてもらうために出版しました。キャリアを生かして独立し、理想のライフスタイルを実現するためのガイドブックです。
一歩踏み出すチャンスは、あなたの中にあります。本書でそれを見つけてください!
【目次】
はじめに
●起業を考える中堅社員が増えている理由
●40代、50代だからこそ起業を
第1章 40代、50代こそ起業のチャンス
●歳定年前に起業するという生き方
●40代、50代がもっている「プロ」としての自信
●社員時代からプロ意識をもつことの重要性
●経営者目線で会社の仕事を見てみる
●起業は「できること」と「やりたいこと」の2本柱で
第2章 デベロッパーの営業マンが「顧問業」と「地方創生」で独立するまで
●「ものづくり」にあこがれてデベロッパーに就職
●デベロッパーという仕事の魅力とやりがい
●衰退する地方事業を支援したいという想い
●地方創生事業を起業の柱に
●起業してから動き始めた地方創生事業
第3章 40代、50代が自分の強みを見つけて顧問になる方法
●当初は考えていなかった「顧問業」との出会い
●会社で携わった仕事を武器にする
●自分自身の長所を客観視して書き出す
●「ダメ出し」ではなく「いいこと出し」を100個
●具体的なイメージを実現するのに最適な方法
●強みを生かせば、やりたいことができる
●会社の周囲の人に自分の評価を聞いてみる
●次々にオファーが来るプロフィールの書き方とは
●まずは「顧問業」で経済的安定をめざす
●顧問業の収入モデル
第4章 アラフィフ起業の仕事術
●起業の仕事術その1――視野を広げ、人間関係を大切にする
●起業の仕事術その2――恐れずに企画し、提案する
●起業の仕事術その3――公私ともに協力してくれる人をつくる
おわりに 40代、50代の起業は決して遅くない
【著者プロフィール】
小川洋
エナジェティックデザイン株式会社代表取締役。1994年に慶應義塾大学商学部を卒業し、三井不動産株式会社に入社。住宅開発や住宅販売、商業施設運営などを手掛け、都心や郊外の大型商業施設のテナント誘致に携わる。デベロッパーとして各地を回る中で地方の課題を目の当たりにし、地方創生事業を行うため51歳で起業。並行して営業コンサルティング事業を開始し、独立後半年で9社と契約を結ぶ。ベンチャーから大手まで、幅広い業種の顧問として営業や新規事業の課題解決に取り組んでいる。