心のモヤモヤを吹き飛ばす、最強ばあちゃんの仰天エピソード！
同調圧力、安定志向、親や自分の介護問題……。しがらみだらけの現代、誰でも何かしらの悩みを抱えています。
無理もありません。鬱屈した気持ちを抱いているのは、あなただけではないのです。人と人との繋がりが希薄になり、仕事にプライベートに忙殺される日々。もっと人間らしく、心豊かに生きていきたいのに。
本書の主人公である「僕」の祖母キクヱは、忖度（そんたく）とは無縁な豪快おばあちゃん。夜逃げ寸前の僕の同級生をかくまったり、遊びに来た僕の親友を叱りつけたり。正義と平和、個人の尊重を何より大切にし、いつも人間愛に満ちていました。
キクヱばあちゃんに育てられ、いつも笑いと愛情に包まれて幸せに過ごした僕。経済的に決して裕福ではない少年時代を送った僕が心の豊かさを持ち続けたことは、キクヱおばあちゃんの存在を抜きにして語れません。本書には、そんなおばあちゃんにまつわる16のお話を収録しました。
周りの人を幸せにし、自分もとことん楽しむ。そんな生き方を伝える（ほぼ）ノンフィクション。

【目次】
プロローグ
平和の章「国が違っても、肌の色が違っても、結局人間はひとつなんよ」
・あんたの明日と、この子の人生と、どっちが大事なんや
・戦争はな、アホのすることや
・差別のない感覚をもつのが、賢いってことや
・厄介者でも、一度ぶつかれば分かりあえるもんやで

文化の章「衣食住だけじゃ楽しくない、豊かな人生には文化が必要」
・人が豊かに生きるには、文化が必要なんよ
・一流と、三流を知っときぃ
・新しいことにアンテナを立てるんよ
・思いがけない出来事も前向きに捉えたらええ

教育の章「いつ、どんなときでも、物事の本質を考えるんよ」
・暗記だけで点を取るのは違うやろ
・権力を持つと、人は変わるんや
・よぉやった！ よぉやった！
・約束を守れ

いのちの章「運がよけりゃ生きてる、それだけのことや」・食べもんの好き嫌いは、一生の損や
・人は外に出た瞬間、いつ死ぬか分からん
・おばあちゃんの晩年
・介護と施設

エピローグ
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著者プロフィール

【著者プロフィール】
古賀広幸
株式会社コークスコーポレーション代表。営業代行、介護事業を行う。長年携わってきた高齢者の介護事業を通して、現代の介護のあり方に疑問を持つ。あまりにも多くの家族が老いの現実に振り回され、幸せに暮らすことができなくなっているのを目の当たりにしてきた。「幸せな生き方」「豊かな老い」とはなんなのか、高齢者とその家族に訴える活動を続けている。