内容紹介
「二代目社長として経営を学びつつ、生まれ育ったふるさとの活性化を目指したイベントを継続開催」
――著者の現在を見ると、今風の言葉で言えば「親ガチャ大当たり」という人も多いでしょう。親が社長でお金持ちの家に生まれたからこそ、こんなすごいことができるのだと。
しかし、著者――大前裕也の半生を振り返ると、その道のりは決して平坦なものでもなければ、ましてや二代目社長として決められたレールをただただ進んできたというわけではありません。それは言うなれば、まるでジェットコースターのような37年間でした。
そんな波乱万丈を経験した著者が、現在のような充実した活動を行っている原動力とは何なのでしょうか。意外なことに、それは彼の生まれ育ったバックボーンは無縁のものなのです。むしろ自ら掴み取った人脈こそが、著者の進みたい方向、目指すべき方向へ続く唯一無二の道を作っていったのです。
実は、「社長の息子」という肩書は関係ありませんでした。彼もまた、多くの皆さんと同じ――ひとりの名もなき者だったのです。誰も知らない世界に身一つで飛び込み、そこで出会った人たちと育んできた人間関係が、今の著者のあり方に繋がっています。
「やりたいことをやるためにはすべきことがある」
「ひとりでは決して成功へたどり着けない」
彼のこれまでの歩みが、こうした真実を証明しています。
一見すると、人脈とは偶然の産物に思えるかもしれません。たまたま大学が同じだった、たまたまバイト先で知り合ったなど……。
「なんだかんだ言いながらも、結局は運じゃないか」と思う人も、きっといることでしょう。
しかし、著者はそんな偶然をただの偶然として見過ごすことなく、すべてに対して真摯に取り組みました。あらゆることに興味を持ち、人と人とのつながりを大切にしたことが、思わぬ大きな結果を生み出していきました。どんな小さな出会いも大切に繋げていったからこそ、その人脈が現在の実績を築く礎となっていったのです。
二代目社長として定められた人生のレールの上でもがきつつも、名もなき若者が自分らしいスタイルを模索していった歩み。大きなプレッシャーを乗り越えるための心の整え方。若い時代にどんどん行動を起こすために必要なこと。そしてその先に待っているものとは何なのか……。今はまだ何者でもない若いあなたのために書かれた、「何か」をなし得るためのヒント集。この一冊を今、お届けします。
【目次】
はじめに
第一章 僕の生まれた家―挫折から得たもの
・地元名士の家に生まれて―大人たちに囲まれた子ども時代
・無意識に自分が変わっていった大学時代
第二章 新入社員は未来の社長
・先輩社員たちに真正面から向き合うことで勝ち得た信頼
・「いつか」を待たずに今やろう―出会いと別れが導いた起業という選択
第三章 地元イベント開催―三豊ドリームカーフェスタ実行委員長として
・地元香川にスーパーカーを集結させたい!地域振興イベント開催
・イベント開催へ向けて奔走―世界の名車が三豊に集結
第四章 今より若い瞬間は二度と来ない―面白い人が世界を変える
・「種まく人」となった頃
・考え込むよりまず動け―興味に貪欲に飛び付こう
・小さなことから成功体験を積み上げよう
・「ささいなこと」から自分の幅を広げよう―「好き」を増やして自分を育てる
おわりに
読者限定プレゼント
著者プロフィール
【著者プロフィール】
大前 裕也(おおまえ・ゆうや)
株式会社ダックス専務取締役
三豊ドリームカーフェスタ 実行委員長
1986年生まれ。日本体育大学卒業後、父が経営する株式会社ダックスに入社。二代目社長としての経営学と人材育成について学びながら、2021年には新たに代表取締役として株式会社ミライクルホールディングスを起業。地元・香川県三豊市の復興のためにも尽力し、スポーツカーで三豊市を盛り上げるイベント「三豊ドリームカーフェスタ」を2014年から運営。2022年で9回目を迎える同イベントは香川県外からも多くの来場者を迎え、香川県内を盛り上げる一大イベントとして成長を続けている。