内容紹介
少子高齢化に拍車がかかる令和時代。会社経営において大きな頭痛のタネとなるのが、深刻な人手不足の問題です。働き手とのマッチングを目指しあの手この手を試してみても、なかなか優れた人材獲得には繋がってはくれない。アフターコロナでの事業展開に向けて、いまや多くの経営者がこうした悩みを抱えているはず。
「でも若者が少ないのだから、人手がなくてもしょうがない」
――本当にそうでしょうか?
日本一の人口減にあえぐ秋田県を舞台に「3K職場の代名詞」と呼ばれる介護業界での独立をはたした著者にとっても、人材獲得への道は当然なだらかなものではありませんでした。しかしこれ以上ないほど人が集まりにくいと思われる条件のもとで、現在5つの事業所を精力的に運営することに成功しているのです。
秋田の介護が今アツい!? 既成概念をひっくり返す、まさかのこの事実。著者は一体どのようにして、若く豊富な人材を獲得しているのでしょうか。
「情報発信の手段がいくつもある今、それを使わないこと自体が会社にとって大きなリスク」と語る著者。働き手を集めるために重視するべきメソッドとは、やはり給与なのでしょうか。それとも労働条件なのでしょうか。
その答えこそが「共感採用」なのです。働き手が誰のもとで働くかを重視するようになった今、経営者が真に求める人材と出会うためには、これまでとは違った発想でのアプローチが必要不可欠。介護の現場で指揮を執る著者自身が直面したさまざまなエピソードを交えながら、その試行錯誤と成功への指針を惜しみなく語ります。
「自分の思いを生かした、持続可能な経営を目指したい。だけどそのために適した人材が見つからない」
そんな悩みを抱える経営者の皆さまに、是非読んでいただきたい一冊です。