内容紹介
自社のネット販売の売上が伸び悩んでいるが、最近よく聞く「IT技術」というものを導入すれば何とかできるのではないか、と考えている方へ向けた本。ITについて漠然とした知識はあるが、いざ自社事業へどう活かせるかという見当などつかないという経営者、担当者の方へ向けて、「具体的に売上を上げていくためにITを活用して何ができる」ということを専門家目線で分かりやすくお話しすることで、IT導入による状況改善へ向けての最初の一歩としてもらう。
筆者はこれまでに、既存ビジネスを持つ会社向けの集客デジタル化、効率化のためのシステム開発の受託、Eコマースサイト構築といったオンライン上の対応だけでなく、店頭にラズベリーパイを使った組み込みシステム、工場に監視カメラなど、ITを絡めたさまざまな事例に取り組んできた、筋金入りの「ITオタク」だ。多種多様な業界においてコンサルからシステム開発まで、企業の利益を上げるためのさまざまなお手伝いを行ってきた。
この本ではその中でも特に、ネット上でモノを販売する事業者に向けてこれまで導入してきたさまざまなIT活用事例と、最先端の技術によって出来ることを紹介していく。デジタルツールを今の事業に導入・活用し、売上アップを目指してもらうための指標となる本。
【目次】
はじめに
第1章 ITオタク社長の自己紹介
自作パソコンとプログラミングにハマった高校時代
なぜ「プログラミング」だったのか?
「SEOオタク」の誕生と再度の起業
IT技術を使えばこんな事が可能になる
第2章 なぜその商品は売れないのか
「何を」「どうやって」「どこで」で売る?
「差別化」とITによるマーケティング
「無形のサービス」を売る手段は?
結果を出すには「時間」も必要
「継続して発信すること」の重要性
第3章 ITへの投資の重要性と必要性を見極めよう
「DX化」のメリットとは?
自社で作るシステムVS既存サービスの利用
ネットでモノを売る必勝法=「露出を増やす」こと!
SEO対策と「正解」の話
ブロックチェーン技術と日本の未来
おわりに
【著者プロフィール】
生田 寿行(いくた・ひさゆき)
株式会社ルミナスネットワークス代表。大学在学中に起業しネットショップを開設、その失敗の経験から本格的にSEOを学び始める。アメリカ留学から帰国後マーケティング会社、Slerを経て現在の会社「ルミナスネットワークス」を起業。業務システム構築や販促応援システム、情報セキュリティやITコンサルティングなどを手掛ける。