内容紹介
こんな思考に要注意!
「みんなもらえるの? 申請しなきゃソンじゃん」
「とりあえず申請書の枠を埋めておこう」
「補助金をもらうために新しい事業を始めてみようかな」
補助金は、国や自治体が企業への投資として拠出する、基本的に返還義務のないお金です。
上手に活用すれば、あなたの事業の資金調達に大きな役割を果たすでしょう。
しかしタイミングや方法を誤ると、補助金をもらえないだけではなく、もらってから後悔することにもなりかねません。
補助金のメリット・デメリット、向いている人・向いてない人、採択されるコツ……500件以上の相談実績を持つ中小企業診断士が伝えます。
「申請してよかった」と一人でも多くの人に思ってもらいたい。
新規事業の推進や既存事業の巻き返しを図る中小零細企業の経営者、必見です!
第1章 補助金とは何か?
まずは補助金の全体像を把握しよう
補助金の対象となる経費
補助金を受け取るまでの流れ
第2章 補助金のメリットとデメリット
金銭面だけではない補助金申請のメリット
1.返済不要の資金調達ができる。
2.計画の整理ができるため自信につながる。
3.国などがこれからどのように動こうとしているのかが わかる(つまり、これからのトレンドが わかる)。
補助金申請の留意点
計画通りの事業を行う必要がある
証拠書類の提出が必要
補助金を貰った後も書類の提出義務がある場合もある
設備の処分を制限される場合がある
提出書類の条件
申請する補助経費は報告時の事も考えて申請すべき
「補助金のおかげで仕事が取れました」
第3章 補助金申請に向いている人、向いていない人
補助金向けに事業をカスタマイズするのは絶対にダメ!
補助事業に向いている人、向いていない人
過去の私もそうだった
第4章 採択されるための3つのスキル
補助事業に必要な3つの能力
現状分析能力とは
企画力とは
事業計画書の得手不得手のタイプ
タイプ別の注意点と対策
第5章 採択率を上げるチェック項目
本気の計画書か?
第6章 運を味方につけるコツ
審査のために書く
祈りを込める
祈りを叶える幸せノート
【著者プロフィール】
髙栁和浩
経営コンサルタント。中小零細企業向けに補助金申請のサポートを行う。10年間で500件以上のサポート実績があり、クレームはゼロ。一般的な採択率は3〜4割と言われる中、全体で8割以上の成功率を誇る。
20年近く大手食品メーカー等営業畑を歩んでいたが、実家の事業が倒産したことをきっかけに中小企業の窮地を救うべく、2007年に中小企業診断士の資格を取得し独立。経営診断、マーケティング支援や補助金申請サポートなどを行う。 クライアント企業の強みや経営者がやりたいことを引き出すヒアリング力に好評を得ている。笑顔商店株式会社代表取締役。