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地域経済を100倍にする経営戦略〜赤字企業を世界一にした〝外貨の稼ぎ方〟〜

谷田大輔 – 1000円

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地域経済を100倍にする経営戦略〜赤字企業を世界一にした〝外貨の稼ぎ方〟〜

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内容紹介

新型コロナとウクライナ侵攻という未曾有の危機に見舞われているが、世界の市場規模の拡大は今後30年以上安泰に続くことが予想される。こうして各国が経済成長を続けるなか、先進国の成長から取り残されているというのが今の日本経済の現状。

しかし日本の民意は低調のままだ。ある程度豊かな社会に満足している日本人は、変化を望まないのだろうか。低迷する社会に妥協して自立心を持たず、進化しようとする気持ちが起きないために、稼ごうというマインドが無い! 企業が取り組む活動は「稼げない」ものばかり。
市場をリードする商品が見つからない。思考停止で戦略不足。創造力が生み出せずにいる。
……そう語るのは、谷田大輔氏。世界初の「体脂肪計」を開発し、赤字企業だった「株式会社タニタ」をV字回復させた立役者です。

谷田氏は、日本の現状をこう憂えます。
将来の市場を俯瞰すると、日本は縮小しているが 世界は拡大しているのに、なぜ日本は変わらない、変えられないのだろうか? 仕方ないと自ら決めつけてはいないだろうか?
経済が良くなれば給与は上昇する。日本人は覚悟を決めていったん格差を容認し、刺激を受けて、切磋琢磨を始める必要がある……と。

日本を再び、世界経済の中で輝かせる国へとするために。谷田氏が注視するのは「外貨を稼ぐ」という方法、それも「農業による輸出」と「地方行政」によるものです。
日本全体を活性化させるため、政府に頼り切る時代はもう終わり。これからの社会に必要なのは「地方の力」、都道府県民の一人ひとりが、自分たちの知恵と努力をもって日本を変えていこうとする強い意思である、と。
また、「外貨を稼ぐ」地方自治体を作るためのアイデアや、少子高齢化社会に向けた社会改造のアイデアなど、この本には今後の日本社会を変えていくための谷田氏の提言が詰まっています。

経済低迷にあえぐ日本を再生させるための、変革への第一歩。誰もが思いつかなかった製品で〝社会を変えた〟筆者が、今度は〝日本を変える〟。そんな1冊となっています。

【目次】
はじめに
第1章 なぜ日本は低迷し、「変わることができない」のか? 
日本はもはや「経済大国」ではない
世界経済は伸びているのに、日本だけが低迷する理由
なぜ日本は「変われない」「変わろうとしない」のか?

第2章 「稼げる社会」で資金を作り「住み良い社会」の為に使う!
「住み良い社会」ではなく「外貨を稼ぐ」社会が必要な理由
「マインドの変化」と「徹底した合理化」で「稼ぐ」

第3章 知事の権限で「地域主導型政治」を実現する
地方から作る活性化システム
国政は「稼げる自治体」を作り世界と日本のサポートに徹する

第4章 「稼ぐ」47都道府県の実現を目指す 
「稼げる自治体」を実現するには6つの方法がある
公共サービスで「広く」「薄く」集める

第5章「住み良い社会」実現の7か条
新たな日本社会を作るための7つの方法
おわりに

【【著者プロフィール】
谷田 大輔(たにだ・だいすけ)
1942年、東京都生まれ。株式会社タニタ前代表取締役社長。父から赤字で低迷していたタニタを任された後10年で経営を成長軌道に乗せ、売上200億超の「世界一企業」に育て上げた2代目社長として知られる。
体重計だけを売るビジネスに限界を感じ、体重が示す「健康」に着目。世界初の体脂肪計を開発して世界中の注目を集めた。ヘルスメーターで売上世界一を達成し、メディアで話題になった「タニタの社員食堂」の生みの親でもある。
会社を赤字で継承した後に年間売り上げを50億まで伸ばしたものの、35億の借金を引き継いだ経験を持つ。経営を黒字に転換してからは黒字を着実に積み重ね、借金を完済。超優良企業として現在の千里社長に引き継ぐことができた。心残りとなったのは、ヘルスリンク事業とフィッツミー事業を先行投資の段階から軌道に乗せる前に引退したこと。脳動脈流手術を受けるため、この部分をやり残したことを残念に感じている。
現在は経営コンサルタントとして、事業の再構築に悩む経営者を中心に指導している。関わった赤字企業がすでに上場するなど、数多くの企業で辣腕を振るい続ける。講演活動では依頼企業や自治体の将来コンセプト作りを必ず提言するスタイルを貫く。最近は日本の繁栄を願い、政府や業界誌にも働きかけている。
生涯現役が長寿の秘訣と信じ、さらに人生100才時代を見据えて75歳で新たな会社を創業。後発であるものの、化粧品分野に今までの概念を変える最新再生医療の応用技術を携えて参入した。現在も市場戦略を変化させる挑戦を続けている。数年に及ぶコロナ自粛で市場を見直しながら、「変わる」世の中で商品と市場をどう「変えて」取り組むか、自ら「変えろ」と奮闘中。