内容紹介
一昔前まで、歯科医院は儲かるといわれていました。しかし、今やそれは過去の話。少子化も進む中、歯科医院の数はもはや飽和状態で、競争も激しい世界となっています。そんな中、北九州市で歯科医院を開業した著者は、オープン以来12年間、右肩上がりの経営を続けています。
特別な経営のノウハウもなかった著者が、成長を続けてこられたのはなぜか?どうすれば患者やスタッフに選ばれる歯科医院をつくることができるのか?本書では歯科医師の開業を目指す人に向けて、どんなことが成功への鍵となるのかがリアルに書かれています。
患者が足を運びやすいよう心がけていることや、スタッフ同士のより良い人間関係をつくるためのヒント、積極的な先進技術の導入による治療の効率化など、ソフト面とハード面のバランスをうまくとることで、地域の中で選ばれる歯科医院へと成長させていることがわかるでしょう。その根底にあるのは、「目の前の患者さんがもし自分の家族だったら、どんな治療をしてあげたいか?」ということ。
「将来歯科医院を開業したい」
「開業したけれど、その後伸び悩んでいる」
そんな20代~40代の歯科医師の背中を押してくれる1冊です。
【目次】
第1章 本を書いたワケと僕の学びの時代
・歯科医師の開業はハードルが高い?
・執筆の理由は歯科医師たちの悩みの声
・歯学の道へ
・研修医時代~若いときこそ学びのチャンス
・恩師との出会いが僕に道標をくれた
第2章 開業を決意した3つのきっかけと僕の最強パートナー
・【開業を決意したきっかけ①】必要な知識と技術が身についた
・【開業を決意したきっかけ②】売上アップに必要な治療計画の立て方を身につけた
・【開業を決意したきっかけ③】良い土地との出会い
・最強パートナーのおかげで開業へ
第3章 成長し続ける歯科医院が実践!ソフト編~患者さんも“スタッフも”通いたくなる歯医者とは?
・「通うのが楽しくなる歯医者さん」になるための一工夫
・患者さんとの信頼関係を大事にする
・受付は歯科医院の「顔」である
・スタッフ同士の良い関係が患者さんの安心感につながる
・あえて予約制にしない
第4章 成長し続ける歯科医院が実践!ハード編~先進技術は積極的に取り入れろ
・歯科技工士は院内に常駐
・先進技術の力を借りる
・ベースにあるのは「自分の家族にしてあげたい治療」
・選ばれる歯科医院になるために
【著者プロフィール】
吉永圭
けいデンタルクリニック院長。北九州市に歯科医院を開業して13年目。試行錯誤を繰り返しながらも、ずっと経営を伸ばし続けている。患者との信頼関係を大切にする一方で、積極的に先進技術を取り入れ、トライアンドエラーでさらなる成長を目指す。いつもその根底にあるのは「家族にしてあげたい治療」。