平成に巻き起こった「カフェブーム」も記憶に新しいところですが、今なお新たなカフェが日々、街ナカには生まれています。2015年頃から日本にも定着してきたサードウェーブコーヒーの流行も後押しし、１杯のコーヒーを心置きなく楽しむ空間は、私達の生活にもはや定着した存在。
そんな「カフェ」は、ビジネスにおいても役立つ「ツール」となりうるのをご存知でしょうか。例えば自社ブランドをPRするためのコラボレーションカフェ。SNSでの宣伝戦略も見越し、ロゴなどを配したオリジナルドリンクの開発。また、既存の飲食店舗に関しても、コーヒーや新たに開発したドリンクメニューを中心に新たな顧客を獲得することが可能となるのです。
この本の著者は、JBAバリスタグランプリ３位の経歴を持ち、現在はカフェ経営のコンサルタントとして幅広く活躍。新型コロナウィルス流行の影響で飲食業界全体が落ち込む中、大きな影響はなかったといいます。それはひとえに、著者の手掛けるビジネススタイルと、「カフェ」を使ったビジネス戦略の“強さ”ゆえ。
現状のビジネスに、何か付加価値をつけたい。停滞気味な事業に、新たな風穴を開けたい。飲食業に興味があるが、どうしたらいいか迷っている……そんな風に考えているビジネスマンと経営者の方には、大きなヒントとなる１冊です。